間知石型とは、JIS規格の化粧積みブロック(間知ブロック)で、積みブロック表面を面取り部を含め、全てハツリ落とした商品の総称です。
積みブロック(間知ブロック)表面に面取りがなくなると、人工的な幾何学模様が表面に露出せず、偶発的で自然石の様な質感となります。また、深くハツリ落とされ凹凸感のある表面仕上げは、小さいながらも一個単位のブロックを効果的に際立たせるとともに、陰影効果も期待でき、見た目の明度を下げるため、背後地の樹木等にも違和感なく設置が可能となります。
間知石型とは、JIS規格の化粧積みブロック(間知ブロック)で、積みブロック表面を面取り部を含め、全てハツリ落とした商品の総称です。
積みブロック(間知ブロック)表面に面取りがなくなると、人工的な幾何学模様が表面に露出せず、偶発的で自然石の様な質感となります。また、深くハツリ落とされ凹凸感のある表面仕上げは、小さいながらも一個単位のブロックを効果的に際立たせるとともに、陰影効果も期待でき、見た目の明度を下げるため、背後地の樹木等にも違和感なく設置が可能となります。
「かすみ仕様」とは、表面仕上げだけではなく、色合いにおいても人工的要素をなくすために開発した一番新しい商品です。
自然に存在するものの多くは、淡い色合いで変化しているのが普通です。そのような色合いが変化する擁壁(法覆工)を実現するために、多くの製造メーカーにおいては、複数の単色ブロックを個々に製造し、混ぜ合わせて施工を行ってみえるようです。しかし、この方法では、積みブロック(間知ブロック)1個当たりは単色のままとなり、創出される擁壁(法覆工)全体の色合いは目の粗いもので人工的要素が残ります。
「かすみ仕様」は、上記「従来技術の製造フローチャート」と異なり、新しい製造方法の開発により、ブロック単体ごとに全て偶発的で淡い明度差(グラデーション)を実現することが可能となりました。そのため、かすみ仕様で積み上げられた擁壁(法覆工)は、決め細やかで色合い豊かとなり、自然な風合いを創出できます。(写真-左)
低水・高水の副断面で、低水護岸が1割、高水護岸が5分勾配で施工されております。(写真-右)
ポーラスコンクリートは、連続した空隙を有するコンクリートであり、この素材は多孔質であるため、河岸の法覆工に使用する場合、植物を直接ブロックに定着させ成長させることができ、空隙内に微生物や小動物が生息し、食物連鎖や水質浄化を助長します。また、多孔質な素材は、見た目に優しい印象を与え、植生機能と複合することにより、より美しい自然景観も保全することができるものです。
ポーラス型(標準仕様)は、当社のオリジナル技術により、ブロック面周辺部を全て偶発的にハツリ落としているため、自然石と遜色のない仕上がりが期待できます。また、ポーラスコンクリートは明度が低く柔らかい印象を与える素材であるため、一般的な護岸材料に比べ、のどかで優しい護岸改修が可能となります。生態系に一番必要とされる水際の植生も確保でき、法面中部においては、保水効果により苔シダ類の植生基盤としての機能も果たしています。
プレキャスト基礎ブロックは、現場打ちで構築されていた基礎工をプレキャスト化したもので、下記の特徴があります。
(1)現場打ち基礎工と異なり、コンクリートの硬化に伴う型枠脱形の養生制限を受けません。
(2)コンクリート2次製品であるため、据付が容易で工期短縮が図れます。
(3)湧き水・遊水がある場合においても、現場打ちに比べ容易に設置が可能となります。
(4)河川工事の場合には、特に諸経費が大幅に節減できます(仮締切費用、水変費用、燃料、損料等)
(5)早期埋め戻しが可能となりますので、安全性が向上します。